文部科学省 平成20年度 戦略的大学連携支援事業 選定取組

平成30年度 実施報告

平成30年度 リベラルアーツ教育プログラム

武庫川女子大学で開講されたリベラルアーツ教育プログラムでは、倫理、哲学といった教養的なテーマや先進的な医療技術、境界領域の研究など幅広い分野について学習しました。また、最終日は講義内容をもとにした個人発表を行いました。

平成30年度講師一覧

生命科学と倫理をめぐる知性と感性

堀江 剛 大阪大学大学院文学研究科 教授
矢原 繁長 アーティスト・詩人
三村 尚彦 関西大学文学部 教授
安達 宏昭 大阪大学大学院招聘教授、㈱創晶社長

学生の受講感想(抜粋)

  • 科学技術はあるものを作り出したりする際に必要であるものだと認識していたが、「かつては存在しなかった選択肢」を出現させるものであるという新たな一面に気付かされた。クリティカルシンキングをしているようでとても面白かった。(科学技術と倫理問題)
  • 医療と現代美術とでは、あまり関連性はないのではないかと思っていましたが、講義を受けて考え方やとらえ方などで意外と共通点などがあることがわかり、とてもいい勉強になりました。(不在性の表象―現代美術のフィールドから―)
  • 哲学に対しては難しいイメージを持っていたが、講義を聴いてイメージが変わりました。先入観を捨てる事や、発想の転換や新しいものの見方など、当たり前と思っている事でも、違う角度からもう一度考え直して試みることで、色々と見えてくることも多いなと思いました。(リハビリテーション研究における哲学の貢献)
  • コミュニケーションの取り方や、人との関わり方、物事の考え方など、これからの将来にも生かしていけそうな事などを学ぶことができてよかったです。(学びと研究とベンチャースピリット)


平成30年度 社会教育プログラム(地域活性化システム論)

地域活性化システム論では、ららぽーと甲子園と連携し、ターゲットを「シニア層」、キーワードを「健康」としたイベント企画を考え発表を行いました。実際に、ららぽーと甲子園に足を運び、イベントができる場所や来客の様子など現場を見るフィールドワークを授業の中で行い、より現実的なイベント企画を考えることができました。

平成30年度 講師一覧

遠藤 健太郎 内閣府 地方創生推進事務局 参事官
高木 勇弥 三井不動産株式会社 関西支社
谷口 徳子 帝京平成大学 現代ライフ学部 助教

学生の受講感想(抜粋)

  • 内閣府の方のお話だったので、行政としてのことを知れてとても貴重な時間でした。東京へのあこがれは 強いですが、一極集中することで、交通問題や待機児童問題があるということで、将来について考えること ができました。
  • プレゼンテーションの中で提案型のものは初めてなので、これからの将来に役に立つものばかりだなと思いました。課題を1つに絞り込むことや、スライドの構成が特に印象的でした。
  • 5回の授業を通してグループ内で話し合う時間を充分に設けていただけたことが良かったです。所属の異なる人と企画を作ることは初めてでしたが、楽しみながら、広い視野を持った議論をすることができ、良い経験となりました。
  • グループワークを通じて、アイスブレイクから始まったこの授業で、フィールドワークと提案資料について、地域活性化が必要なのかの総論を学びました。実際に企画を自分たちで考えて提案することは、とてもいい経験になりました。


平成30年度 理系女性人材育成プログラム

毎回のセミナーでグループワークや発表会を行い、コミュニケーション力やプレゼンテーション力の向上に取り組みました。また、様々な分野でご活躍されている社会人を講師としてむかえ、これまでの経験談を伺い、将来のキャリアパスについて一緒に考えました。

平成30年度 講師一覧

天野 勉 天野社会保険労務士事務所
佐藤 卓史 大阪薬科大学 准教授
北原 綾 西宮市こども支援局 子育て事業部 保育幼稚園事業課
玉木 理衣 神戸市立医療センター中央市民病院 臨床研究推進センター臨床研究コーディネーター
谷川 由利子 総合メディカル株式会社 薬局事業本部長
内田 まやこ 大阪薬科大学 講師
石原 泉 藍野病院 病棟主任 看護師
小幡 祐可子 株式会社ベネッセi-キャリア キャリア教育就職支援講師

学生の受講感想(抜粋)

  • 理系女子のキャリアサポートについて詳しく知ることができ良い機会になった。グループディスカッションでは、個人的な意見でなく、多面的な意見を知ることができ興味深かった。
  • 薬学だけでなく管理栄養、看護などの各々からの視点の話が聞けて、とても興味深かった。


平成30年度 プレプロフェッショナル教育

専門科目の「臨床医工学入門コース」では、実際の検査機器等や義足に触れるなど、現在、開発が進んでいる医工学・情報学技術について学びました。「医学・医療入門コース」では、臨床現場でご活躍されている講師陣から、個々の疾患をわかりやすく解説してもらいました。共通科目の「医学統計学入門」では、臨床研究において欠かせない、統計手法について基礎から学びました。世界共通語とされている英語に関して「理系英語入門」では、英語での自己紹介、英語論文の読み方、ミニプレゼンテーションを通して英語論文の表現について学びました。また実習では、先端医療技術を推進している施設において、医療福祉機器や情報システムを見学しました。

平成30年度 講師一覧

臨床医工学入門コース

千原 國宏 奈良先端科学技術大学院大学 名誉教授
湊 小太郎 奈良先端科学技術大学院大学 名誉教授
霜田 求 京都女子大学 現代社会学部 現代社会学科 教授
川内 基裕 小金井リハビリテーション病院 副院長
亀田 成司 大阪大学大学院医学系研究科 脳神経外科学講座 特任准教授
桜井 篤 藍野大学 医療保健学部 臨床工学科 教授
八木 雅和 大阪大学大学院 医学系研究科 特任准教授(常勤)
芦原 貴司 国立大学法人 滋賀医科大学 循環器内科 講師
長倉 俊明 大阪電気通信大学 医療福祉工学部 医療福祉工学科 教授
松村 雅史 大阪電気通信大学 医療福祉工学部 医療福祉工学科 教授
森本 正治 大阪電気通信大学 名誉教授
小笠原 康夫 川崎医療福祉大学 医療技術学部 臨床工学科 教授

医学・医療入門コース

蓬田 健太郎 武庫川女子大学 生活環境学部 食物栄養学科 教授
福尾 惠介 武庫川女子大学 生活環境学部 食物栄養学科 教授
遠藤 誠之 大阪大学大学院医学系研究科 講師
舘村 卓 一般社団法人 TOUCH
小林 省吾 大阪大学大学院医学系研究科 外科系臨床医学専攻 消化器外科 講師
水木 満佐央 大阪大学医学部附属病院 准教授
飯島 英樹 大阪大学大学院医学系研究科 講師
木島 貴志 大阪大学大学院医学系研究科 講師
田中 敏郎 大阪大学大学院医学系研究科 教授
深田 慶 大阪府立急性期・総合医療センター
加藤 弘樹 大阪大学大学院医学系研究科 講師
富岡 孝仁 大阪少年鑑別所

医学統計学入門

濱﨑 俊光 国立循環器病研究センター 研究開発基盤センター データサイエンス部 部長
杉本 知之 鹿児島大学 理工学域理学系 理工学研究科(理学系)数理情報科学専攻 教授

理系英語入門

野口 J. 津多江 大阪大学大学院工学研究科 非常勤講師

学生の受講感想(抜粋)

臨床医工学入門コース

  • 実際に機器を使いながら原理や表示モードを確認できたのが、より理解を深めることにつながったと思います。また、人間は体内で代謝やATP作成など、細かな活動を行っているからこそ、生活が行えていることがわかりました。
  • 普段の授業ではまず聞かない分野、臨床の現場の話はとても興味深かったです。自分の大学の授業も、将来ここの部分で役立つのかと明確に分かり、参加したことにすごく意味があると思える内容ばかりでした。

医学・医療入門コース

  • 神経細胞が病気になってしまうと、多くの疾患がおこることがわかった。特にALSやパーキンソン病のこわさを理解することができ、とても有意義な時間に感じました。
  • PET、MRIでの画像がどうなっていたらどういう病気なのか、およびその原理の説明が非常にわかりやすかったです。PETとCTの重要性がわかりました。

理系英語入門

  • 英語での自己紹介だったので少し緊張しました。英語論文を見て、これから英語力をより身につけようと思いました。どこをポイントにして読むのか、問題を解きながら学べたので良かったです。

医学統計学入門

  • 実際の事例を基にデータを比較し、統計をする上での注意点や問題点を学ぶことで理解が深まりました。統計の知識をもつことで、以後自分が臨床や日常生活で目にするデータを常に疑い、考えることができると思いました。
  • Excelを利用し、グラフの間違いやデータの選択方法、オッズ比の計算ができたのが良かったです。常に疑いの目を持ち、グラフの軸やデータの計算方法が的確なのかを確かめることが重要で、自分が統計を行い、表やグラフに起こす時に気を付けたいと思いました。

実習

  • 実際にカンファレンスの現場を拝見すると、色々な専門の方が患者さんのために状態などを細かく分析し、これから改善するにあたってどうしていくのかということが話されていて、とても感心しました。回診のときも、患者さんに寄り添い、コミュニケーションを通して信頼関係を築いているということがとても伝わってきました。
  • 臨床工学技士を目指す者として、今働いている人のお話が聞けてよかったです。勉強だけでは分からないことをたくさん教えていただきました。11床の透析患者さんを一人で管理するのはとても大変で、驚きました。薬剤師さんの仕事について詳しく知る機会もあり、楽しかったです。


平成30年度 アクティブラーニングプログラム

社会医療法人愛仁会と連携して5日間の集中講義を実施しました。愛仁会から出されたテーマ「医療×AI 未来の病院を考えよう ~AIで医療はどう変わる?~」に対し、大学や学科、学年の枠を超えて結成した6グループが、それぞれの専門知識を活かしてアイデアを出し合った提案を発表しました。また、千船病院を見学しました。学生が将来、就職を考える時の参考になるよう、所属学科に応じて、栄養、薬剤、看護、臨床医工学、医療ソーシャルワーカー、リハビリテーションのそれぞれの部署を見学し、現場の方から説明を受けました。

平成30年度 講師一覧

山田 憲嗣 大阪大学大学院医学系研究科 特任教授
榊 政重 社会医療法人 愛仁会本部  企画・医療情報グループ部長
谷口 德子 帝京平成大学 現代ライフ学部 助教

参加学生の感想(抜粋)

  • 今日の講義も大変勉強になりました。今後の医療にAIがどのくらい関わってくるかをじっくり考えながら講義を聞いていると、自分も工学系について少しでも知識をつけていきたいと思いました。
  • 発表型のプレゼンテーションしかしたことがなかったので、今回提案型のプレゼンテーションについて学ぶことができてとても勉強になりました。今まで考えてないことや、相手のため、聞き手側の気持ちも考えるのも大事だと分かりました。
  • 様々な分野の学生が1つのことを考えることで、自分が見えていなかった視野からの意見や、知らなかった知識を知ることができ、初めて現在の病院の背景が見えてきました。
    この背景を知っているか知らないかで、今後の学生生活も変わってくると思うので、今回このグループワークに参加して良かったと感じました
  • 初めは私にできるのかと不安だったのですが、終わってみると楽しかったし、新しい発見があり、とても勉強になりました。これからは論理的に考えられるように、日々の生活でも気をつけたいです。また、今回の講義で実際の医療現場について少し知ることができたので嬉しかったです。


修了証書授与式

平成31年2月27日に武庫川女子大学中央図書館グローバル・スタジオにて「平成30年度修了証書授与式」が挙行されました。武庫川女子大学 瀬口学長より修了証書が授与されました。平成30年度の修了生は5大学あわせて、のべ172名でした。また。修了証書授与式が終了した後に、交流会(茶話会)も開催されました。
修了生の声」もあわせてご覧ください。

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